現在、基礎英文法は11日目「be動詞の疑問文」まで用意されています。

英会話のための基礎英文法 7日目 一般動詞と「s」と三人称単数

基礎英文法

一般動詞と「s」とは?

6日目の「一般動詞と自動詞と他動詞」の続きとなります。

「主語」がある条件に合っている時には、「一般動詞」の語尾に「s」を付けるルールがあります。

その条件とは以下の2つです。

  • 主語が三人称単数であること。
    • 三人称単数とは何かを次章で詳しく学びます。
  • 文章が現在形であること。
    • 本サイトではまだ現在形しか学んでいなので、今は気にしなくて問題ありません。

ちなみに、上の2つの条件が合う際の「s」を「三人称単数現在形のs」といいます。

漢字8文字はかなり長い名前ですが、略して「三単現のs」と覚えておきましょう。

  

三人称単数とは?

三人称単数をしっかりと学ぶために、まずは三人称単数を2つに分けて解説します。

  • 「三人称」とは何か?
  • 三人称の「単数」とは何か?
  • 「三人称単数」のまとめ

   

「三人称」とは?

三人称を学ぶためには、一人称、二人称、三人称のそれぞれの特徴を理解する必要があります。この3つの「人称」は何を意味しているのでしょうか?

  • 一人称
    • 」や「私たち」を指します。英語であれば「I」や「We」となります。
  • 二人称
    • あなた」や「あなたたち」を指します。英語であれば「You」となります。
  • 三人称
    • 「私」や「あなた」以外の第三者を指します。英語であれば「He」や「She」、「They」となります。
    • なお、三人称は「私」や「あなた」以外を指し示すため、「He」や「She」や「They」以外の主語も三人称となります。例えば、「Mike」(マイク:人の名前)や「My father」(自分の父親)なども同じ三人称となります。

  

これで、まずは「三人称」が「He」「She」「They」などを指していることが理解できたと思います。次で三人称の「単数」について学びます。

    

三人称の「単数」とは?

前章で三人称が「He」「She」「They」であることを学びました。続いて「単数」はどの単語を指しているのかを学んでいきたいと思います。

  • 単数:He(彼)、She(彼女)
  • 複数:They(彼ら)

さすがにこれは簡単ですね。「He」(彼)と「She」(彼女)は一人ですから、単数となります。つまり、「三人称」で「単数」なのは「He」と「She」です。

ちなみに、「Mike」(マイク:人の名前)や「My father」も同じように三人称単数となります。

三人称単数のまとめ

「三人称単数」とは、主語が私やあなた以外の「三人称」であり、かつ「単数」であることを意味します。

ここまでで学んだ「一・二・三人称」と「単数・複数」を表にまとめました。

   

主語に応じて「s」が付く一般動詞

三人称単数の意味を学んだことで、「He」や「She」などの主語の時に一般動詞の語尾に「s」が付くのかがわかるかと思います。

では、三人称単数それ以外の主語の場合で例文を比べてみます。

例文 三人称単数以外
I eat breakfast.                        私は朝食を食べる。
You takes a book.                    あなたは本を取る。
You like dog.                            あなたは犬が好きです。
They go to school.                   彼らは学校に通う。
We study science.                    私たちは科学を勉強する。

例文 三人称単数
He eats breakfast.                    彼は朝食を食べる。
She takes a book.                     彼女は本を取る。
It likes dog.                               それは犬が好きです。
My friend goes to school.        僕の友達は学校に通う。
He studies science.                  彼は科学を勉強する。

   

例文から「三人称単数」以外はすべての「一般動詞」に「s」が付いていないのがわかるかと思います。そして、「三人称単数」に同じ文を置き換えると「一般動詞」の語尾に「s」が付きます。

ただし、一般動詞には単純に「s」を付け足すだけではない動詞も存在します。大きく分ける以下の3つのパターンがありますので、それぞれ具体的な一般動詞を使いながら学びます。

  • 「es」が付く一般動詞
  • 「ies」が付く一般動詞
  • 単語のスペルが変わる(例外)

   

「es」が付く一般動詞

「一般動詞」の語尾に「es」が付く際の条件は2通りあります。

  • 一般動詞の末尾が-s・-x・-sh・-ch・-zの場合
    • 「wash」→「washes」:洗う
    • 「finish」→「finishes」:終わる
  • 動詞の末尾が〈子音字+o〉の場合
    • 「go」→「goes」:行く
    • 「do」→「does」:~する

   

子音字とは、a,i,u,e,o以外のアルファベットを指します。

   

「ies」が付く一般動詞

「一般動詞」の語尾に「ies」が付く際の条件は、「一般動詞」の語尾が子音字+yで終わる場合です。

  • 「study」→「studies」:勉強する
  • 「cry」→「cries」:泣く、叫ぶ

     

動詞のスペルが変わる(例外)

最後は条件がないため、例外となりますが、非常によく使う一般動詞のため、ぜひ覚えておきましょう。

「have」→「has」:持つ

この例外的な変わり方については、「have」だけですので、このまま覚えてしまいましょう。

   

中学1年生で習う一般動詞一覧

最後は中学1年生で学ぶすべての「一般動詞」を列挙しておきたいと思います。今すぐすべて覚える必要はありませんが、これらの基本的な「一般動詞」を覚えておくと、大概の日常英会話は話せるようになるので、ぜひ一つずつ実際に使って学びましょう。

  • ask 頼む、たずねる
  • come 来る
  • cook 料理する
  • cry 泣く、叫ぶ
  • catch 捕まえる
  • do する
  • eat 食べる
  • enjoy 楽しむ
  • go 行く
  • have 持っている
  • help 助ける
  • know 知る
  • like 好き、好む
  • live 住む、暮らす
  • look 見る
  • meet 会う
  • open 開ける
  • speak 話す
  • work 働く、仕事する
  • watch 見る、視聴する
  • walk 歩く
  • visit 訪れる
  • use 使う
  • tell 言う、伝える
  • talk 話す
  • take 持っていく、取る
  • swim 泳ぐ
  • study 勉強する
  • stop 止まる、止める
  • stand 立つ
  • play ~する
  • read 読む
  • run 走る
  • see 見る
  • sit 座る
  • sing 歌う

  

まとめ

一般動詞と「s」と三人称単数についてまとめます。

  • 三人称単数とは、「私」「あなた」以外の第三者の単数
  • 三人称単数の一般動詞の語尾には「s」が付く。
  • 「es」は「一般動詞」の語尾がs・-x・-sh・-ch・-zもしくは〈子音字+o
  • 「ies」は「一般動詞」の語尾が子音字+y
  • 「have」は「has」になる例外的な一般動詞

      

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