現在、基礎英文法は11日目「be動詞の疑問文」まで用意されています。

英会話のための基礎英文法 5日目 指示代名詞

基礎英文法

指示代名詞とは?

指示代名詞とは物事を指し示す際に使われる詞です。日本語では、「これ~」や「あれ~」に当たります。

英語の指示代名詞には以下の4つがあります。次章で詳しく使い方を解説します。

  • This
  • That
  • These
  • Those

  

指示代名詞の使い方

英語の指示代名詞の使い分け方ですが、基本的に指示する物事が単数か複数近いか遠いかで決まります。

指示代名詞の使い方、単数と複数、遠いと近い
例文
This is a pen.    これはペンです。
That is a dog.    あれは犬です。
These are chairs.   これらは椅子です。
Those are birds.    あれらは鳥です。

   

手に届く指示代名詞「This」と「These」

4つの指示代名詞を使い分けるポイントは指し示す物事が近いか遠いかです。

「This」と「These」は指し示す物事が手で触れる範囲に存在する時に使います。

  

例文

This is a pen.  (ペンを手に持ちながら)これはペンです。
These are pens.  (ペンを手に持ちながら)これらはペンです。
This is my car.   (目の前の車を指しながら)これは僕の車です。
These are apples.  (リンゴを手に持ちながら)これらはリンゴです。

   

手が届かない指示代名詞「That」と「Those」

「That」と「Those」は手の届かない場所にある物事を指し示す時に使います。

  

例文

That is a bird.    (飛んでいる鳥を指しながら)あれは鳥です。
Those are birds.   (飛んでいる鳥の群れを指しながら)あれらは鳥です。 
That is my house.   (遠くから指を指しながら)あれは僕の家です。
Those are apples.   (遠くから指を指しながら)あれらはリンゴです。

 

手届く・届かないの判断基準は?

指示代名詞を習うと、まず疑問に思うのが「This, These」と「That, Those」の判断基準が曖昧なところでしょう。

この記事ではわかりやすく「手に届く物事」「手に届かない物事」でそれぞれの指示代名詞の使い方を解説していますが、別の例でも説明しておきたいと思います

例えば、あなたがファーストフード店に行ったとします。メニューはお店のレジと壁にありますよね。

レジの横、つまり手元にあるメニューであれば「I want to have this」(これが欲しい)という「This」の指示代名詞を使うことができます。

壁に掛かっているメニューは手が届かない距離なので、「I want to have that」(あれが欲しい)という「That」の指示代名詞を使います。

指示代名詞の他の使い方

基本的な指示代名詞「This, That, These, Those」は以上となりますが、これらの指示代名詞は他にも以下の使い方をするので、覚えておくととても便利です。

電話口で「自分」を指す際

電話口で自分や相手を指す際に「This」を使います。例文でどのように使うのか学びましょう。

マナブ
マナブ

Hello, this is Manabu speaking.

こんにちは、マナブです。

マイク
マイク

Hello! Sorry I couldn’t catch. Who is this?

こんにちは、すいません聞き取れなかったんだけど、どちら様?

マナブ
マナブ

Oh come, this is Manabu!

おいおい、マナブだよ!

このように電話口では自分や話し相手のことを「This」で指し示します。

  

英語で「Who are you?」と相手は誰なのか問いただす言葉もありますが、これは日本語的には「お前は誰だ?」というニュアンスが強いので、「Who is this?」のほうがいいでしょう。

  

すでに出た話題を「This」や「That」で置き換える

日本語でも何かを話していて、その話題自体を「このこと」とか「そのこと」とか置き換えたりしますが、英語も同様に「This」や「That」で置き換えて省略することが可能です。

こちらも対話形式の例文で使い方を学びましょう。

マナブ
マナブ

My girlfriend said she didn’t go out last night, but thatwas a lie.

俺の彼女が昨晩は出かけてないって言ったのに、それは嘘だったよ。

マイク
マイク

Oh, I am very sorry to hear, Manabu. But that does not mean she cheats on you.

おお、それは残念だったね。だけど、それは彼女が浮気しているって訳じゃないじゃん。

   

「cheat on」は浮気をする、裏切るという意味です。

   

すでに出た名詞を「That」や「Those」で置き換える

話題を置き換えるのと同じように、すでに会話の中で出た名詞を「That」や「Those」で置き換えて、文章を省略することもできます。

こちらも対話形式の例文で使い方を学びましょう。

マナブ
マナブ

I love trekking, and I went to the Milford track!

僕はトレッキングを愛してて、ミルフォードトラックに行ってきたよ。

マイク
マイク

Oh, it’s a nice hobby, but where is that?

おお、それは良い趣味だね、で…そこどこ?

  

まとめ

指示代名詞についてまとめます。

  • 指示代名詞はこの4つだけ「This,That, These, Those」。
  • 指示代名詞の使い方は「手が届く届かない」そして「単数か複数」。
  • 電話口では「This」を使う。
  • すでに出た話題は「This, That」で置き換えて文章を短く。
  • すでに出た名詞は「That, Those」で置き換えて文章を短く。

   

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