現在、基礎英文法は11日目「be動詞の疑問文」まで用意されています。

英会話のための基礎英文法 9日目 副詞(日時、場所、動き)

基礎英文法

副詞とは?

副詞とは、動詞の時・場所・状態などを具体的に表すです。英文法では、この「具体的に表す」ということを「修飾する」といいます。

例えば、「彼は歩く」のいう文の動詞は「歩く」ですが、その「歩く」に対して副詞をあてがうことで、早く歩いているのか、ゆっくり歩いているのかなど、「歩く」という動詞に「歩く」以上の具体的な意味を表すことができます

 

形容詞と副詞の違い

この副詞を学ぶ際に、すでに学んだ「形容詞」と何が違うのか混乱してしまう方がいますが、簡単にまとめると以下の違いがあります。

形容詞とは、名詞だけを具体的に表す(修飾)する詞です。

副詞とは、形容詞以外(名詞以外)の動詞を具体的に表す(修飾)する詞です。

つまり、名詞を具体的に表す形容詞以外すべて副詞と覚えておけば問題ありません。

    

「形容詞ってなんだったっけ?」とちょっと不安に思われ方は、復習の意味も込めて以下の記事もどうぞ。

    

副詞の使い方

副詞は形容詞が使われる以外の様々な動詞を具体的に表すことができます。そして、その「表す」内容に応じて使われる副詞や文章中の位置が異なります

使われる副詞が異なるのは当たり前ですが、その副詞によって文中の位置まで変わるのは面倒ですよね。実際、この副詞の位置は、英語を学んでいく中で特に理解が難しいポイントです

そこで、ここでは副詞を細かく7つに分けることにより、それぞれの使われ方副詞の位置、そして副詞の類似語をまとめました。

また、最後のまとめでは7種類の副詞の早見表を公開しています。一目でどの意味の副詞が文中のどこに置けばいいのかわかります。

本ブログでは1日に一つの記事で学べるようにしているため、2日に分けて副詞を学びます。

  • 副詞その1(日時、場所、動き) ←今日学びます
    • 日時」を表す副詞
    • 場所」を表す副詞
    • 動き」を表す副詞
  • 副詞その2(頻度、程度、感情、評価)
    • 頻度」を表す副詞
    • 程度」を表す副詞
    • 感情」を表す副詞
    • 評価」を表す副詞

   

「日時」を表す副詞

「日時」とは、今日や明日または時間を指定する「副詞」を追加することで、文章が「いつ」なのかを具体的に表します

副詞その1(日時、場所、動き) 「日時」を表す副詞

   

「日時」の副詞の位置

「日時」を表す副詞は一般的に文章の最後、文末に置かれます

なぜなら、まずは文章で情景を説明して、最後に「日時」を表す副詞を置くことで「いつ」を伝えるためです

例文

I read a book today.           私は今日本を読む

I do homework now.          私は宿題をする。

   

「日時」を表す副詞

「日時」を表す主な副詞は以下の通りです。

  • today 今日
  • tomorrow 明日
  • now 今
  • yesterday 昨日
  • later 後で
  • last week 先週
  • last month 先月

    

「tomorrow」や「later」は、未来を表す副詞のため、動詞を未来形にする必要があります。未来形については、別途学びます。

「yesterday」や「last week」は、過去を表す副詞のため、動詞を過去形にする必要があります。過去形については、別途学びます。

     

「場所」を表す副詞

「場所」とは、ここやあそこまたは屋内や屋外などを指定する「副詞」を追加することで、「どこ」で行われているのかを具体的に表します

副詞その1(日時、場所、動き) 「場所」を表す副詞

「場所」の副詞の位置

「場所」を表す副詞は一般的に文章の最後、文末に置かれます

なぜなら、まずは文章で情景を説明して、最後に「場所」を表す副詞を置くことで「どこで」を伝えるためです

例文

I read a book here.                   私はここで本を読む

I do homework outdoors.        私は屋外で宿題をする。

ただし、「日時」と「場所」の両方の副詞を同時に使用する場合には、「場所」+「日時」の順番となります。

例文

I read a book here today.               私は今日ここで本を読む

I do homework outdoors now.       私は屋外で宿題をする。

   

「場所」を表す副詞

「場所」を表す主な副詞は以下の通りです。

  • here ここ
  • there あそこ
  • indoor 屋内
  • outdoor 屋外
  • upstairs 階上で
  • downstairs 階下で

   

「動き」を表す副詞

「動き」とは、ゆっくりや素早くまたは動作の状態を表す「副詞」を追加することで、文章に「どんな」動作なのかを具体的に表します

副詞その1(日時、場所、動き) 「動き」を表す副詞

    

「動き」の副詞の位置

「動き」を表す副詞は一般的に動詞のすぐ後ろに置かれます

なぜなら、まず「動き」自体を説明した後に、その「動き」がどんな動的な状態かを副詞で伝えるためです

例文
I walk slowly.               私はゆっくりと歩く。

I work effectively.         私は効率的に仕事する。

   

「動き」を表す副詞

「動き」を表す主な副詞は以下の通りです。

  • slowly ゆっくり
  • quickly 素早く
  • beautifully 美しく
  • effectively 効率的に
  • fluently 流暢に
  • properly きちんと
  • wonderfully すばらしく

     

まとめ

副詞(日時、場所、動き)についてまとめます。

  • 「副詞」とは、動詞の時・場所・状態などを具体的に表す詞。
  • 「副詞」とは、名詞を修飾する形容詞以外を示す。
  • 日時の副詞は、今日や今などを時間を表す詞、位置は文末
  • 場所の副詞は、ここやあそこなど場所を表す詞、位置は文末
  • 動きの副詞は、ゆっくりや素早くなど動作の状態を表す詞、位置は動詞の後ろ

    

理解度チェック

理解度チェックの問題はこちらからどうぞ。

    

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