副詞とは?
前日に続いて今日も副詞を学びます。以下の「副詞とは?」と「副詞の使い方」は前日と同じ内容ですから、覚えている方が早速「頻度の副詞」を学びましょう。
副詞とは、動詞の時・場所・状態などを具体的に表す詞です。英文法では、この「具体的に表す」ということを「修飾する」といいます。
例えば、「彼は歩く」のいう文の動詞は「歩く」ですが、その「歩く」に対して副詞をあてがうことで、早く歩いているのか、ゆっくり歩いているのかなど、「歩く」という動詞に「歩く」以上の具体的な意味を表すことができます。
副詞の使い方
副詞は形容詞が使われる以外の様々な動詞を具体的に表すことができます。そして、その「表す」内容に応じて使われる副詞や文章中の位置が異なります。
使われる副詞が異なるのは当たり前ですが、その副詞によって文中の位置まで変わるのは面倒ですよね。実際、この副詞の位置は、英語を学んでいく中で特に理解が難しいポイントです。
そこで、ここでは副詞を細かく7つに分けることにより、それぞれの使われ方、副詞の位置、そして副詞の類似語をまとめました。
また、最後のまとめでは7種類の副詞の早見表を公開しています。一目でどの意味の副詞が文中のどこに置けばいいのかわかります。
本ブログでは1日に一つの記事で学べるようにしているため、2日に分けて副詞を学びます。
- 副詞その1(日時、場所、動き)
- 「日時」を表す副詞
- 「場所」を表す副詞
- 「動き」を表す副詞
- 副詞その2(頻度、程度、感情、評価)←今日学びます
- 「頻度」を表す副詞
- 「程度」を表す副詞
- 「感情」を表す副詞
- 「評価」を表す副詞
「頻度」を表す副詞
「頻度」とは、いつもやたまになど動作がどれぐらいの頻度・繰り返し行われるかを指定する「副詞」を追加することで、動作がどの程度繰り返し行われているのかを具体的に表します。
「頻度」の副詞の位置
「頻度」を表す副詞は一般的に頻度を指定したい動詞のすぐ前に置かれます。
なぜなら、まず「動き」自体を説明した後に、その「動き」がどんな動的な状態かを副詞で伝えるためです。
例文 I always eat breakfast. 私はいつも朝食を食べる。 I often play computer game. 私はたびたび(よく)コンピューターゲームをする。
文中に「be動詞」がある場合
文中に「be動詞」がある場合でも、副詞は動詞の前に置きますが、「be動詞」の後ろにするのが一般的です。
例文 I am continuously cooking. 私はずっと絶えず料理をしている。 He is always playing baseball. 彼はいつも野球をしている。
「副詞」を強調したい場合
「副詞」を文全体の中でも特に協調したい場合には、文の最初に「副詞」を置きます。
また、「副詞」を文書の最初(文頭)に置く場合には、「副詞」の後に「,」(コンマ)を付けてることもお忘れなく。
例文 Always, I eat breakfast. いっつも私は朝食を食べる。 Often, I play computer game. よく私はコンピューターゲームをする。
「頻度」を表す副詞
「頻度」を表す主な副詞は以下の通りです。
- always いつも
- frequently しばしば
- sometimes たまに
- usually いつも
- often たびたび
- continuously 連続して、絶えず
- seldom めったいに
「程度」を表す副詞
「程度」とは、慎重にや大胆になど動作に具体的な具合を指定する「副詞」を追加することで、同じ動きであっても、動きの起こり具合を具体的に表します。
「程度」の副詞の位置
「程度」を表す副詞は一般的に程度を指定したい動詞のすぐ前に置かれます。
なぜなら、まず「動き」自体を説明した後に、その「動き」がどんな動的な具合かを副詞で伝えるためです。
例文 I perfectly cook dinner for my family. 私は完璧に家族の夕食を作る。 I absolutely check tonight TV program. 私は絶対に今夜のテレビをチェックする。
文中に「be動詞」がある場合
文中に「be動詞」がある場合でも、副詞は動詞の前に置きますが、「be動詞」の後ろにするのが一般的です。
例文 I am completely cleaning my room. 私は完全に自分の部屋を掃除している。 She is perfectly playing tennis. 彼女は完璧にテニスをしている。
「程度」を表す副詞は一般的には動詞の前に置くのがルールですが、実際の英会話では「程度」の副詞を文末に置いても同じ意味を表します。慣れてきたらぜひ試してみてください。
I perfectlycook dinner for my family. 私は完璧に家族の夕食を作る
I cook dinner for my family perfectly. 私は完璧に家族の夕食を作る
「程度」を表す副詞
「程度」を表す主な副詞は以下の通りです。
- almost ほとんど
- absolutely 絶対に
- perfectly 完璧に
- simply 簡潔に、簡単に
- significantly 顕著に、かなり
- completely 完全に
- incredibly 非常に、信じられないほどに
「感情」を表す副詞
「感情」とは、怒って~や機嫌よく~など動作している人の感情を指定する「副詞」を追加することで、どんな感情を持って動作しているのかを具体的に表します。
「感情」の副詞の位置
「感情」を表す副詞は一般的に感情を指定したい動詞のすぐ前に置かれます。
なぜなら、まず「動き」自体を説明した後に、その「動き」がどんな感情で実行されているのかを副詞で伝えるためです。
例文 I confidently submitted my homework. 私は自信を持って宿題を提出した。 He sadly gave up his work. 彼は悲しいことに仕事を諦めた。
「感情」を表す副詞
「感情」を表す主な副詞は以下の通りです。
- cheerfully 機嫌よく
- confidently 自信を持って
- hopefully 願わくば
- sadly 悲しそうに
- angrily 怒って
- happily 幸せそうに
- unhappily 不幸にも
- comfortably 心地よく
- uncomfortably 心地悪く
「評価」を表す副詞
「評価」とは、残念ながら~や幸運にも~などその後に続く文が意図する意味(雰囲気)を指定する「副詞」を追加することで、文全体の評価(雰囲気や意味合い)を具体的に表します。
副詞の位置
「評価」を表す副詞は一般的に文の最初(文頭)に置かれます。
なぜなら、「評価」は文全体の雰囲気を伝えるためだからです。文頭に「評価」の副詞を置くことで、これから読まれる文がどんな意味を持つのか表します。
また、「副詞」を文書の最初(文頭)に置く場合には、「副詞」の後に「,」(コンマ)を付けてることもお忘れなく。
例文 Fortunately, I found my wallet. 幸運にも私は自分の財布を見つけた。 Obviously, I made a mistake. 明らかに私は間違えた。
よく使われる「評価」の副詞
「評価」を表す主な副詞は以下の通りです。
- fortunately 幸運にも
- unfortunately 不幸にも
- luckily 運よく
- unluckily 運悪く
- obviously 当然、明らかに
- curiously 奇妙なことに
- stupidly 馬鹿げたことに
7つの副詞の早見表と相関図
7つの種類の副詞を早見表にまとめました。
こちらは、副詞の位置を主観に相関図にまとめました。
まとめ
副詞(頻度、程度、感情、評価)についてまとめます。
- 頻度の副詞は、いつもやたまになどどれぐらい繰り返しているかを表す詞、位置は動詞の前。
- 程度の副詞は、慎重にや大胆になど動作の具合を表す詞、位置は動詞の前。
- 感情の副詞は、機嫌よくや怒りながらなど感情の起伏を表す詞、位置は動詞の前。
- 評価の副詞は、残念ながらや興奮にもなど後に続く文章の印象を表す詞、位置は文頭。
理解度チェック
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